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2012年11月

2012年11月29日 (木)

母の決断

ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っている母ですが、とうとう気管切開をし、人工呼吸器をつける決断をしてくれました。これによって声は失います。しかし、長く生きる事が出来ます。


ギリギリの状態で既に自発呼吸が出来ない程の進行で、この病気の特徴通りの進行でした。

10万人に1人の発症難病で、発症2〜3年で呼吸筋が麻痺し、亡くなってしまい、その治療法は現在はないのです。
根治の治療法はないものの、今年になって、そのメカニズムが解明されたり、IPS細胞によっての研究も加速されているようで、未来はきっと明るいのではと期待する一方、患者さんには時間がないのです。
気管切開をし、延命をする人は全体の30%だそうで、みな自然死を選ぶといいます。

母もその一人だった。発症当初、喉は切らない!そのまま逝きたいと公言していたが、病状が進むにつれて、その苦しさは壮絶なものだった。

2年もの間寝たきりで、精神的にもかなり滅入っている母だが、その決断は生命力の塊だと思います。
「死」を待つ2年は苦しさを味わうものだったに違いない。しかし、これからは生きるという希望を持って、病気と戦う時がきたと思っています。


この決断は周りから見たら、すごく大変に思われるけど、やはり生きてくれる事は何よりも嬉しいこと。生きていてくれれば、喜び悲しみは共有できる!僕はここ最近で本当に嬉しかった。


生命のあるものは死に向かっているものだとしても、死を待つのはやめだ!!

母の決断は家族みんなを明るくさせ、生命力を感じさせてくれ、やる気を与えてくれました。


本当にありがとう!

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2012年11月26日 (月)

車内音楽鑑賞会

淡路島から帰って、翌日は小諸でレッスン。なかなかハードなスケジュールですが、小諸への移動は専ら車。その車内では大きな音で音楽を聴ける唯一の空間。鑑賞というか、勉強。


昔は顕微鏡を見るように聴いていたけど、だいぶ普通の耳になってきた。

音、アタック、リリース、ヴィブラート、正確さなどからだいぶ解き放たれた。フレーズや構成力を聴けるようになってきたので、以前持っていたCDも新鮮に聴こえる。
昔は心に響かなかったものに、突然心を射抜かれたり、昔感動したものが、とてもチープに感じたり。

CDの演奏自体は変わっていないのに、聴き手の心境や聴き方が変わると受け取り方が変わるのは、それも音楽の面白さなのですね。

【縦のラインが常にピッタリ合っていることが、素晴らしいものに繋がるのか】
…というのが、結構前から疑問に思っている事。ズレが生じて立体的に聴こえる事があります。もちろんそれはズレる事を目的とはしてないのですが、昔はズレている事で、「ダメじゃん!!」と思ったこともありました。

大学2年位の時に、ルバート、アゴーギグの研究をし、理解できなくて泣きそうになったことがありました。仕事だったので、何とかしないと迷惑かけてしまうので、必死でした。


その時はメトロノームかけて、童謡をひたすら吹く練習でした。
ピッタリ合うとなんか変。でもズレを目的にするとまたそれも変。

そう、やはりズレることが目的ではないのです。では何が目的なのでしょうか。


ヒントは歌詞でした。歌詞の意味を重視し、伝えるように歌うとズレちゃったりします。そう、【ズレちゃう】のです。

めちゃくちゃ奥深いアゴーギグ 。
歌詞のない器楽でも、フレージングを意識することで、【自然】や【不自然】が生まれてくるのだろうし、それをコントロールして、音楽を面白く出来るのかと思ってます。


この【フレージング】というものを次回のバンドジャーナルのネタにしようと思ってますが、年末の忙しいスケジュールの上、締め切りがいつもより1週間も早いー!!ので、ズババババーと書けるよう、頭で整理しとかないとなぁ。

つまりは移動中の音楽鑑賞会はとっても大事なのです。


日々勉強。良い演奏の為。良い演奏を聴いていただけるようになるため。感動してもらいたいため。

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2012年11月25日 (日)

淡路島

淡路島
淡路島
玉ねぎの島(?)、淡路島へ行ってきました。今日も動物の応援で2ステージ頑張りました♪淡路島のお客様、とても温かく、更には超満席立ち見の大盛況で、淡路島万歳でした。
ゆっくりしたかったなぁ。今度はプライベートでゆっくり満喫したいと思います。
連休中の雑踏の中、帰京。


旅続きで大変な時期ですが、これから年末に向けてラストスパート始まります。来月は大分県玖珠町、長野県箕輪町にお邪魔します。楽しみ!がんばろー!!

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2012年11月23日 (金)

センス

センス
写真は先日石川遠征の時に食べたお寿司屋にて。うまかったー。仲良くなった大将と記念撮影。


演奏旅行をすると、お酒を交わしながら、色々と話し込む機会が多い。音楽の深い話は気を許した相手でないとなかなか話さないのだけど、今回は少しだけ話した。特にサックスではない音楽家と話すと、いい具合の距離感があり、共通項はあるものの、楽器が違う分、面白い発想を共有できるから楽しい。


ここ最近の仕事はとてもシンプルな楽譜でニュアンス重視な音楽をする機会が多い。(ニュアンスを考えないものなどないのだけども。)

学生時代は現代的な難曲を沢山取り上げて、その時は頑張って理解しようとしていたけれど、今思えば何も分かっていなかったと思う。その分、沢山練習したからテクニックはついた。と思う。だから結果良かった。けど、誰もがわかる【分かりやすいもの】に飢えていた自分もいました。

どこかで【シンプルな事を上手く出来るのがプロだ!!】と思ってるところがあるので、いわゆる【一音で泣かす】とか、そういうセンスに憧れるんです。


例えばタイミング。見事に音を発音出来ても、そのタイミングで胸に突き刺さる感動を生むわけで。
テンポもまた然り。

テンポ感という感覚。どう感じているか、どう動いていくのか、何を感じればそこに行き着くのか。


一流の音楽家にはセンスを感じます。すごいなぁと。シンプルな音楽がしっくり、更にハイセンスで演奏できるようになりたいです。それはメロディだけではなく、ベース音1音だけでも、人の気持ちを揺るがしたい


そんなことを、ドラマーとテュービストと語り、興味深かった。
幸運にも僕の周りには、同世代のスーパープレイヤーがいて、スゴく刺激をもらえます。

バリトンサックスを始めて5年、僕にとって新境地だったことで、沢山気付くことがありました。どのパートも大切だけど、低音域パートのコントロールは影響大です。

タイミングや、テンポ感は一体どのように研くのでしょう?感覚を研くということが何だか最近の面白い気付き。


どこかで読んだマルセルミュールの言葉【簡単な事を深く追究しなさい】


それはこういう事なのでしょうか。そういう事としてまた勉強しようと思います。

それにしても、美味しいお寿司だった。これもきっと大将のセンスの良さなのでしょう!

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2012年11月10日 (土)

ここ数日

比較的のんびりした数日、練習時間が多目にとれて、自分を見直せた期間でした。整骨院で身体も調整し、しっかりと鏡を見ながら練習。どうしても楽器を吹く時はどこかしら負荷がかかる。仕方ないけれど、出来るだけリラックスと緊張をうまく使い分けたいところです。


火曜日は朝から多摩市で【0才からのクラシック】と題されたコンサート。クワチュールべーでの本番。赤ちゃんが沢山いました。こういうコンサートは最近増えつつありますが、近くの公民館など、その地域の皆さんが行きやすい所で、さらに無料で行うところが素晴らしい!!こういう企画が各町で盛んになるとみんなが豊かになると思いますねー!
コンサートは和やかに楽しい雰囲気で、しかし最後は小さなチャールダーシュで興奮して終わりました。
ご来場のお客様、スタッフの皆様お世話になりました。

木曜日はファブリス・モレッティのリサイタルへ。
2003年に聴いた以来、約10年ぶりのモレッティさん。
デファイエ先生に習ったそのままを継承している演奏。これは武藤先生と同じ匂いがしました。
アーティキュレーション、ブレスの位置、フレージングなど、僕もそう習ってきたので気持ちよかった。アナリーゼもとても明確で、音楽の構築がよく見えてとても共感しました。

ここ最近、またまた聴こえなかった音が聴こえてきました。音色に含まれるノイズです。モレッティさんのビュッフェとバンドレンの組み合わせから生まれる独特のノイズは、10年前には聴こえなかった。聴こえてたけど気付かなかっただけか??

何はともあれそれに気付けたことは大きな収穫で、明らかにまた昔嫌だったノイズを認めざるを得ない結果になった。
大事なノイズ。


僕の持論【嫌いな物には大きなヒントが隠されている論】はやはりホントの事だと思う。

翌日はあらゆるレパートリーを吹きまくり、そのノイズを聴きながら練習をしました。

サックスが作られた理由の一つである【弦楽器の音色に近い管楽器】というのは、このノイズがなきゃ始まらん!というか、このノイズを嫌っていたのは、サックスという楽器の良さを消していたのでは?と思うここ最近。
確かに木管のくくりではあるけれど、元々木ではないですからね。
金管、木管、サックス!!って言われるのはある意味合ってますね。。。


アドルフサックスが求めた楽器の方向性がずれていないことを願うのみ。
ミュールやデファイエ、日本では阪口先生などみんなパイオニアは弦楽器出身者。
弦楽器奏者が憧れるクラシックサックスは今は何処へ…。


本当の音を探していきたいです。
そんなの千差万別でしょ?

でもそれでも見つけたい。こういう哲学が好きなのです。


さて、今日は高崎で一日仕事でした。高校生たちの演奏を沢山聴かせて頂きました。楽しそうに演奏する皆さんは輝きまくり。素晴らしいことです。
午後は公開レッスンでサックスアンサンブルを6校聴かせて頂きました。

みんなのやる気が伝わり、レッスンにも力が入り、気付けば6時間ぶっ続けレッスンでした。しかしながら、みんな一生懸命で演奏もみるみる変わるから楽しく嬉しく、疲れませんでした。
もしや整骨院のおかげ??

明日から怒濤のレッスン頑張ろー!みんなでうまくなるぞー!!

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2012年11月 3日 (土)

【ご案内】11/6(火)クワチュール・ベーの0歳からのクラシック@多摩

0歳からのクラシックコンサートです!
本格的なクラシックから ≪みんなで歌おう≫ のコーナーまで、親子そろって
”たのしすぎるかも・・・” の45分間、
どうぞ皆さんお誘いあわせの上ご来場ください。

 

日時:11月6日(火)
11時15分開演~12時終演予定 (開場:10時45分)
場所:永山公民館ベルブホール (ベルブ永山5階)
定員:160人
入場無料

曲目
どんぐりころころ in JAZZ
サンジュレー/ 第1四重奏曲より
J.S.バッハ/ G線上のアリア
≪みんなで歌おうのコーナー≫
となりのトトロより さんぽ、崖の上のポニョ
小さなチャールダーシュ
出演
Quatuor B (クワチュール ベー)
國末貞仁(ソプラノサクソフォーン&アルトサクソフォーン)
山浦雅也(アルトサクソフォーン)
有村純親(テナーサクソフォーン)
小山弦太郎(バリトンサクソフォーン)
保育:保育はつきません。親子一緒にご鑑賞ください。
主催:永山公民館、(協力)公益財団法人多摩市文化振興財団
申込方法:当日直接会場へ(先着順)

詳しくはこちら

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