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2013年9月

2013年9月29日 (日)

母、一日帰宅!!

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ALSを患っている母ですが、一時帰宅の許可がおり、なんと2年半ぶりに自宅に帰ってきました。
この2年半の間、色々な病院を転々とし、身体の筋力が次第に(急速に)衰え、やがて呼吸筋がなくなりかけて、このまま死を選ぶか、気管切開をして声を失って生きていくかを迫られたのです。
この病気はその気管切開が分岐点になるのです。

気管切開をすれば、身体が動かなくとも生きていける。この病気の多くの方は気管切開をせずに亡くなっていくというのです。
それは父も亡くし、祖父母も次々と亡くなってしまった我が家には酷な選択でした。母は悩み悩んでましたが、僕は説得しました。
とにかく生きていないとダメだと。悩んでる間に死んじゃうよと。

それが僕ら家族にとってはとても重要な事なのです。
そしてその後大変な事があっても、それでも生きていないとダメだと。

説得のかいがあり、母は気管切開をし、人工呼吸器を付け、声を失いました。身体も動かないので、文字盤を使い、目の動きで意思疎通をします。

まだバリバリ働いていた元気だった頃から、発症2年半ほどでもうこの状態なのです。まさかこんな事になってしまうなんて、誰も思わなかったことです。
この病気は今だ治療法がない難病です。IPS細胞でなんとか早く特効薬が発見されることを祈るしかありません。


そんな母が一日だけ帰ってきました。実に2年半ぶり。
親戚や友人など集まってくれて、こんなに実家に人が溢れたのはいつぶりだろうかと感動しました。


6時間の滞在でまた病院にもどりました。この機会を下さったスタッフの皆様には本当に感謝致します。


やはり生きてて良かった!
またこういう日が訪れますように。


一緒に喜んだり悲しんだり、気持ちを共有できるということは、なんて幸せなことなのでしょう。


しかしそれも生きていないと出来ません。それだけ「生きること」は自分一人だけの事ではないと思うようになりました。


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2013年9月22日 (日)

佐川公演終了!

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佐川町でのコンサートが無事終了しました。
我々の原点とも言えるこの場所に帰ってこれたことはとても嬉しかったです。
また帰って来れますように。
ご来場の皆様、スタッフの皆様、憂佳ちゃん、本当にありがとうございました。

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高知県佐川町にいます

今日から高知県佐川町です。
我々クワチュール・べーのアウトリーチ活動の記念すべき最初の市町村がここ佐川町。
桜座について、楽屋に入ると、もう本当に懐かしい気持ちでいっぱいになりました。またこうやって帰ってこれたことは、実は奇跡に近いすごい事なのだと思ってます。
高知の研修でクワチュール・べーは色々な事を考えされ、学び、今の活動の基盤を作りました。
だからこの佐川町でのコンサートはとても感慨深く、思い入れが強いです。
2009年の初訪問の様子。詳しくはこちら。
たった4年前なのだけど、みんな若い。この4年間に僕も色々な出来事がありましたなぁ。

明日は4年前にも一緒に演奏した、山崎憂佳ちゃんとも演奏します。彼女は当時は高校3年生でしたが、今年東京芸大を卒業したとの事。素晴らしいサックス吹きに成長されて、ちょっと感動しています。

今日もたっぷりリハをして、しっかり仕込みをして、夜は佐川町でご飯。
高知といえばやっぱりカツオです〜。


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幸せ。美味過ぎです。
これで明日も元気に頑張れます。

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2013年9月16日 (月)

【ご案内】9/22(日)QB佐川町公演(高知県)


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4年ぶりに高知県佐川町でクワチュール・べーが帰ってきます。
4年前共演した山崎憂佳ちゃん(当時高校3年生)とも共演します。4年経つと色々変わってます。憂佳ちゃんは東京芸大を今年卒業しました。早い!!すごいねぇ。時代を感じますよ。再び共演できることは、本当に素晴らしいことです。なかなかこういうことは実現しにくい。佐川町の岡さんにはホント感謝です。

という事で、今年のクワチュール・べー高知公演は佐川町です。是非いらしてくださいね!お待ちしております!


Quatuor B Concert 2013 in桜座
ゲスト:山崎憂佳(サクソフォン)
2013年9月22日(日)
13:30開場 14:00開演
プログラム

◆バッハ/イタリア協奏曲より第1楽章
◆ドビュッシー/月の光
◆ボルヌ/カルメンファンタジー※
◆本多俊之/ミュージックフォーシネマ※
休憩
◆ラヴェル/ボレロ
◆べーかるぼっくす
◆高橋宏樹/ウォルタイムトラベル
※山崎憂佳さん共演

一般1500円
学生1000円
※当日は一般学生共に500円増
主催:佐川町 佐川町教育委員会


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2013年9月14日 (土)

上田ウィーンアカデミー2013

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今年で4回目の上田ウィーンアカデミー。2回目から管楽アンサンブルのコンサートをするようになり、その時から誘って頂きました。大変ありがたく、光栄な事です。このアカデミーの音楽監督は元ウィーンフィルの首席バストロンボーン奏者のカール・ヤイトラーさん。

今回もウィーンの音楽を演奏しました。サクソフォン奏者はまず経験しないだろう作品ばかりで、それを本場の巨匠音楽家の指揮で演奏できるなんてなんてラッキーなのでしょう。昨年は弟子に変わりに行ってもらったけど、ラッキーボーイだったということを実感していたことでしょう。

世界的巨匠音楽家の先生とお会いしていますが、これはもの凄い事なのだと、自分も良いプレイをしなきゃいけないという、ビビっている場合ではない環境にしびれてます。

昨日初めて合わせて、今日が本番。実質2回しかやらないから覚えるのも必死です。鍛えられるわ。
一緒に演奏している素晴らしいプレイヤーの皆さんからも素晴らしい音楽性を沢山盗みたいという欲望があるので、耳をダンボにして聴きながら、演奏するのがとても楽しかったです。

ヤイトラーさんからもブラボー頂きましたし、良い思い出になりました。


本日のプレイヤーの皆さんは以下の通り。

指揮:カール・ヤイトラー

フルート:武田理恵子
ピッコロ:中條秀記
オーボエ:前川光世
クラリネット:春山俊介、廣田喜美、河合大地
トランペット:太田恭史
フリューゲルホルン:小林史尚、閏間健太
ホルン:水野信行、所村映李、加治佑子
テナーサクソフォン:小山弦太郎
ユーフォニアム:黒沢ひろみ
バストロンボーン:市村信持
テューバ:藤田純平
パーカッション:岡昭男

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2013年9月10日 (火)

初めての試験

今日は一年生の初実技試験でした。

「初めて」というのは期待と不安でいっぱい。きちんと取り組んでも、初めての舞台は緊張で冷静になんてなれない。稀に大成功する天才もいますが。。。

音楽学校のこういう試験は独特ですが、この世界で勉強するなら、知っておかなければなりません。
試験時間はたった5分以内。課題も決まっている。それを一定の期間で仕上げなければならない。一夜漬けなんて絶対に通用しない世界なんだと。

演奏された音楽は形にも残らないし、消えていきますが、その一瞬一瞬で、聴いている人の気持ちを射抜くような表現を研究して、時間をかけて本番に挑むのです。

その本気でその本番に取り組んでいる人と、ぬる〜く過ごしていた人とでは、充実度合が違う!!


音楽って本当に面白いはずなのに、何だかみんなつまらなそうにやってたなぁ。本当にサックス上手くなりたいって思う人はきっとこれからミラクルが起きるね。

「初めて」は知らないことばかりで、ついていけないかもしれないけど、しがみついていけば、絶対に進歩はするのですよ。何人もそういう人を見てきたから。


僕は高校生を教えているので、その進路についてもとても責任を感じます。
高校時代はとっても大切な時期です。
専門の教育をするにはとても良い時期ですが、その道に行こうと決まっていない子も中にはいます。
それでも、サックスから何か目覚めてもらえればと思うのです。
どんな道も最初はつまずいても、そのうち分かってくる。そしてその先にでっかい壁があって、そのまた向こうには素晴らしい世界がある。


今出来なくたって、できるようになりたいと強く思うなら、きっとできるようになる。今の地道な努力は3年後には大きな成果となって、結果に出るはずです。

僕自身の経験ですが、自分自身が「あ、俺今成長してる!」と実感している時は、すごい伸びている時。
ただそんな感覚はなかなか味わえない。ほとんどはその成長に気付かないです。

沢山勉強して、練習して上手くなっているわけではなく、その中で上達のヒントを見つけているだけだと思うのです。小さなヒント、感覚を練習の中で見つけて、少しづつ上達しているのではないかと思います。だからただ単に吹いているだけでは、上手くなるのにとっても半端なく時間がかかってしまう。


それで、その練習の中で、たまに自分にとって【とんでもない発見】をして、「これだー!!!!」と思って、それがうまく行った時に、その例の「あ、俺今成長してる!」という夢の体験を実感できるのです。その【とんでもない発見】は誰にでも共通するものではないので、なかなか見つからないのですね。

音楽じゃなくても、スポーツでも、何でもこの経験はできるはず。
ただし、本気で地道に取り組んだらの話。時間がかかるのですよ。こればっかりは。
僕なんて10年かかりましたし。あ、これはかかりすぎだと思いますが。。。はよ見つけろよ。。。って過去の自分にいつも怒ってます。
でもそれまで諦めなくて本当に良かったです。

もし今までそんな経験がないのなら、是非頑張って、その何よりも達成感のある感覚を掴んで欲しいと思います。


頑張るしかない!
応援するしかない!!


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2013年9月 2日 (月)

練習

今日は午前中レッスン。そして練習。

午前中の練習はとてもはかどります。フェルリングで音出しをして、イベール、グラズノフといつもの感じで吹いていきます。
この時に音程間隔の感覚をとっても大切に練習していきます。僕の基礎練習。


ここ数年の練習は、音楽家のエッセイや理論書、バンジャやパイパースなど音楽専門誌などを沢山読んで、それを活かすというやり方。全くこのご時世あらゆるところにヒントというか、答えすらゴロゴロ転がっている状態。
僕も全ては読みきれないけれど、興味のあるところから読んでいきます。

楽器吹いている時間よりそちらの方が多い状態。学生の頃は楽器吹いてるか音源聴いているかでした。
その「本を読む」という事をしてなかった。

今でも多くの本はなかなか読めないのだけど、気に入った本は、何度も繰り返して読むことをしています。

◆音楽表現法(鈴木鎮一)
◆斎藤秀雄講義録
◆うまくなろうサクソフォーン(須川展也)

主にこの三冊がバイブルなのですが、また新たにお気に入りが増えました。

◆アーノルド・ジェイコブスはかく語りき

これ素晴らしいです。先日ユーフォニアム奏者の大房さんから教えて頂き、早速購入。
金管の本ですが、その精神論や演奏に対するアプローチは木管楽器にも他の楽器にも共通する部分が多いです。
目次読むだけでも、ハッとさせられます。

こういう一流からの言葉は、本当に当たり前で、もちろんそう自分もやってるはずなのだけど、納得して再び演奏する事で、また新たに頭の中がスッキリします。


隙のない演奏。全く考えない場所がない演奏。音はその方向性がなくなった時に、隙が出来ると思うのです。音楽に迷いがないように、そこは見つけていかないとなりません。

頭に色々な知識を取り込んで、それを実践する事が、本当に楽しい。
そういう楽しさに目覚めました。

練習の種類は沢山あるけれど、いつも音楽の事を考える位のバカが付くほど好きであれば、生活全てが練習になっていくのかもしれません。

本日楽器を吹く練習は2時間。

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